TeaCache を使って FramePack の生成速度向上
前回 の記事で、2 秒の動画を生成するのに 7000 秒かかると書きました。さすがにこれだけ待たされると、何度も試すことが難しいですし、より長い動画を生成する気になりにくいです。
また、同じ記事の中で「6.FramePackSampler」の項目を説明した際に、以下の画像がありました。
その中で、「use_teacache」が初期値は true
だったのを false
に変更していた点を忘れていました。これは、うまく生成できなくて試していた時に、「use_teacache」が true
だとエラーになったので、RTX2070 だと対応していないのかと考えて false
に変更しました。false
にするとエラーが消えたので、そのままにしていたのですが、改めて確認すると、TeaCache が RTX2070 に対応しないということもなさそうです。
TeaCache を使ってみる
「use_teacache」を true
に変更すれば、TeaCache を使用することになります。他は何も変更していませんが、
3100 秒ほどで生成できました。とはいえ、2 秒生成するのに 50 分以上かかっている計算なので、もうちょっと何とかしたいところです。1 秒 15 分くらい・・・は RTX2070 だと難しいですかねぇ
TeaCache って?
モデルの出力の時間的な変化を予測し、不要な計算をスキップすることで処理速度を向上させるようです。画質に影響ないように処理を間引いている感じですかね。今のところ 2 秒程の動画しか生成しないので、画質の劣化もほとんど感じません。