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買ったもの

m5stamp

M5Stamp Fly を購入しました。室内での利用を想定した小型ドローンです。M5Stack という、ESP32 を使った小型マイコンモジュールのシリーズの一つのようです。

items

中身はこんな感じ。コントローラーとして Atom JoyStick も同時に購入しました。下の細長いのはバッテリーです。Atom JoyStick も、Stamp Fly も同じバッテリーを使います。Atom JoyStick は充電器も兼ねています。

ファームウェアアップデート

まず、ファームウェアのアップデートをする必要があるようです。販売元の Switch Science が公開している ファームウェア書き込みガイド を参考にして更新します。

まず、ファームウェア書き込みツールである、M5Burner をインストールします。これは M5Stack の Download のサイトから UIFlow Firmware Burning Tool にあるファイルをダウンロードしてインストールします。インストールが完了したら、Stamp Fly と PC を USB ケーブルで接続します。このとき、Stamp Fly にバッテリーを取り付ける必要はありません。USB 経由で給電されます。PC は Windows11 でしたが、特に追加でデバイスドライバをインストールする必要はなかったと思います。また、Stamp Fly のボタンを押しながらケーブルを接続しないとファームウェア書き込みモードにならない、との記述もありますが、手元の機器はそのまま USB ケーブルを接続することで書き込みが可能でした。

StampFly USB

その状態で M5Burner を起動し、左ペインのリストから「STAMPS3」を選択します。

m5burner

「StampFly Firmware」の「Download」をクリックします。

stampfly firmware

ダウンロードが終わるとボタンが「Burn」に変わるのでクリックします。ポートとボーレートを指定できますが、基本的に初期値のままで「Start」をクリックします。

burn stampfly firmware

進捗が表示されます。

progress

正常に書き込みが終わるとボタンが「Burn successfully, click here to return」に変わるので、ボタンをクリックして閉じます。

successfully

M5Burner は起動したまま、Stamp Fly は取り外し、Atom JoyStick を USB ケーブルで PC と接続します。この際、Atom JoyStick には USB ポートが 2 か所ありますが、M5Atom (白いケースで液晶画面がついている) の方のポートに接続します。基盤側の USB ポートはバッテリー充電用です。

Atom USB

M5Burn の「StampFly Controller Firmware」の「Download」をクリックします。M5Atom ですが、Stamp Fly のセットの扱いということで、STAMPS3 の枠に入っているんですかね。

controller firmware

あとは Stamp Fly とほぼ同じです。「Burn」をクリックします。

burn

「Start」をクリックします。

firmware

書き込み中です。

progress

完了しました。

successfully

バッテリー充電

バッテリーが充電されていないと正常に飛行できないようなので、飛行の前に充電します (パッケージに、満充電状態で長期間放置しないようにという注意書きも入っていたので、バッテリーは充電されていない状態で届くと思います)。Atom JoyStick にバッテリーを接続するスロットが 2 本あるので、そこに Stamp Fly と Atom JoyStick それぞれに付属してきたバッテリーを取り付けます。その状態で Atom JoyStick の基盤側の USB ポートに充電用の USB ケーブルを接続すると、充電が始まります。

charging

充電中はこのように赤色の LED が点灯します。充電が完了すると緑色になります。なお、USB ケーブルは付属しないので、手持ちの Type-C ケーブルを使います。LED が緑色に点灯したら充電完了です。

ペアリング

充電が終わったら、Stamp Fly と Atom JoyStick をペアリングする必要があります。一度ペアリングをしたあとも、飛行中に衝突したりすると再度ペアリングが必要になる場合もありました。

バッテリーを Atom JoyStick から一つ外し、Stamp Fly へ取り付けます。Atom JoyStick のバッテリーは、スロット 1、2 どちらに接続していても問題なさそうです。その状態で Atom JoyStick のスイッチを「ON」にします。

switch

Atom JoyStick の液晶ディスプレイに「Press to Pair」と表示されます。この液晶ディスプレイがボタンになっているので、ディスプレイを押し込みます。

press to pair

すると、「Press the Button of AtomFly」という表示に切り替わります。

press the button

指示に従い、Stamp Fly のボタン (青丸で囲ったボタン。STAMPS3 のそばに配置されているので、少し押しづらいです) を押します。

stampfly button

ボタンを押すと、Atom JoyStick の液晶ディスプレイに「StampFLY」と表示され、ビープ音が流れます。同じビープ音が Stamp Fly からも流れると思います。

stampfly

少し見えづらいですが、画面が切り替わって操作モードとバッテリー電圧が表示されます。この画面のときに、Atom JoyStick の上部にある黄色いボタンを押すと、飛行モードの変更ができます。今回は初期値のままで進めるので、液晶ディスプレイを押し込みます。

display status

液晶ディスプレイを押すと、以下のように各センサーの値が表示されます。

sensors status

バッテリー表示が 3 つ表示されますが、「Fly」と表示されているのが Stamp Fly のバッテリー、BAT1 と BAT2 は Atom JoyStick のスロットのバッテリーです。なので、BAT1 か BAT2 は取り付けていない側の電圧は気にしなくてよいと思います。Stamp Fly のバッテリーは 3.6V を下回ると飛行が不安定になってきます。Atom JoyStick はもう少し持ちますが、結局 Stamp Fly のバッテリーがなくなったら充電しないといけないので、同じタイミングで 2 本ともに充電することになります。

まとめ

肝心の飛行中の撮影は、そんな余裕もなくできていません。ただ、ボタン一つで離陸することができ、その後も高度を維持して飛行してくれるので、とても飛ばしやすいです。

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