DUALSHOCK 4 を Type-C コネクタ化
背景
Steam のゲームを DUALSHOCK 4 のジャイロで操作する で書いたように、PS4 の DUAL SHOCK 4 コントローラーを持っています。PC から PS4 をリモートプレイをする場合は、Bluetooth の無線接続はサポートしておらず、有線でコントローラーを接続する必要があります。DUAL SHOCK 4 はケーブル着脱式なのですが、コネクタが microUSB 形式です。
時期的に仕方のないことではありますが、このためだけに microUSB ケーブルを用意しておくのも大変です。
そんなとき、DUAL SHOCK 4 を Type-C に変更するキットが売られていることを知りました。Amazon でも購入できます。今回購入したのはこちら。
なお、DUAL SHOCK 4 の世代によって対応する基盤が 2 種類あるようなので、念のため購入前に自分のコントローラーがどちらに対応しているかを確認したほうが良いと思います。microUSB のポートが乗っている基盤を取り外し、シルク印刷された型番で見分けることが可能です。
こちらの場合は JDS-040
と記載があります。説明書の最初のページに対応表があります。
こちらを見ると、JDS-040
は JDS-045C
が適合するタイプのようです。JDS-013C
を購入してしまうと物理的に収まらないので、注意しましょう。
交換
上記の写真にもあるように、キットには必要な工具も一式そろっています。分解は、まずネジ (4か所) を外します。
メイン基板と充電ポートを接続するフラットケーブルがつながっているので、これを外します。引っ張ればとれるタイプです。
コントローラーの背面側のケースに、充電ポートの基盤が固定されています。透明なプレートと白いパーツを外して、基盤を固定するネジを外せば簡単に取り外すことができます。
取り外した microUSB のポート (上側) と、購入した Type-C ポートです。見てわかるように、Type-C ポートのほうがコネクタが大きいので、ポートの周りを削る必要があります。削るための道具もキットに同梱されていますが、結構大変なので別途電動ドリルなどがあったほうが便利だと思います。
あまりきれいに加工できませんでしたが、一応 Type-C ケーブルで接続できるようになりました。Type-C ケーブルならほかにも充電する機器がありますし、コネクタの表裏を気にしなくていいですし、コネクタ自体の耐久性も Type-C のほうが高いはずだしといいことばかりですね。
コントローラーを加工する必要があるため、後戻りできなかったり、きれいに加工するには技術が必要だったりと、少しハードルは高いですが、これからも DUAL SHOCK 4 を使うのであればやっておいて損はないように感じます。なお、製品にもよるかもしれないですが、今回購入したキットは部品が 2 セット入っているので、コントローラー 2 個分 Type-C 化が可能です。